今現在、中国、韓国、東南アジアをはじめ、アメリカ、オーストラリア欧州諸国、ロシア等々世界各国から毎日数百人の外国人の方々が豊洲市場に見学に来られます。目的は、観光、ジャーナリストによる豊洲取材、海外生産者、海外食品事業従事者等来られる目的は様々。それを見るたび、東京の豊洲ではなく、全国全世界の豊洲、世界に代表する水産市場であることを認識します。その中、われわれの存在意義をどのように位置づけできるかがわれわれの早急課題と思われます。
そこで、国内に留まらず、海外に鮮度の良い食材の供給、和食の料理レシピ、食育文化の普及等われわれに課せられた使命として日々企業努力をしております。また、今後海外からの価値のある水産物商材を発掘輸入し、付加価値をつけて販売することも視野にいれており、いくつか試験段階ですがチャレンジしております。

豊洲市場は、今現在集荷する卸会社が７社あります。通常、我々はその卸会社からお客様のご注文により仕入れ、そして分荷し、供給する仕事をメインにしております。しかし、漁港や生産者の漁獲された商品の中で少量の漁獲量、未発掘商品で流通性がなかったりしたため、市場に入荷しない商材も数多くあります。
そこで、少量の水産商材であっても、弊社の顧客等に料理レシピ等を企画提案し供給することも行っております。今後少子高齢化の中、漁業従事者を大切にし、一歩入り込んだ生産者からユーザーまでの中間流通商社になるよう努力しております。

通常、仲卸の仕事は、個々の水産物を良し悪しを評価し、価格価値を決定するという重大な使命を追っております。しかし、近年養殖魚の普及や市場外流通の横行により、仲卸の存在価値があやふやなものになり、市場不要論があらためてくすぶり始めております。
そのため、多くの仲卸は、自社の得意分野を売りに小売店や飲食店を始めたり、商品の加工に特化したり、大手飲食店や量販店の業務提携を結んだり等様々な業態を変更しつつ生き残りをかけて頑張っております。その中、弊社は商品の集荷・販売のみならず、情報提供、販売促進の企画提案等のお手伝い、生産者とユーザーとのパイプ役としての位置づけ等々に特化した企業を構築し、オンリーワン企業になれるよう努力しております。

佐川急便様のホームページでも紹介されました。

世界最大の水産物市場、東京・築地市場から商品の配送に佐川急便の飛脚クール便を採用。魚のプロから見た、飛脚クール便の魅力と共にご紹介。